兵庫県姫路港の沖合で29日午前9時半前、タンカー「聖幸丸」(998トン、全長81メートル)が爆発、炎上した。乗組員は8人で、うち7人が救助されたが4人が重傷、3人は軽傷。船長が行方不明だ。国内の主要紙が伝えた。
報道によるとによると、タンカーを所有しているのは聖朋海運(広島県)。兵庫県の相生港で23日に積み荷の原油を降ろし、沖合で待機していた。待機中のメンテナンス作業をしていたところ爆発したという。
聖幸丸は、船体中央部から黒煙を勢いよく上げており、各紙が掲載した報道写真では、船体が左側に傾いているように見える。NHKによると、海上保安部の3隻の船が消火作業を行っている。
毎日新聞は、聖朋海運の話しとして、「船員が船体に付着したペンキをはがすためグラインダーを使用中、何かに引火した可能性があるという」と伝えている。