ラオス北部で17日午前、同国のドゥアンチャイ・ピチット副首相兼国防相ら同国政府高官少なくとも18人が乗っていたとみられる軍用機が墜落した。報道によると、搭乗者全員が死亡したとみられている。
AP通信によると、同機は17日の早朝、首都ビエンチャンを出発し、470キロ離れたシェンクアン県で墜落した。同機には、ピチット副首相のほか、ビエンチャン市長ら政府高官が乗っていた。同県で予定されていた軍事行事に出席するために向かっていた途中での事故で、軍事行事はすべて中止となった。
米ニューヨークタイムズ紙(電子版)が、隣国タイの報道として伝えたところによると、墜落したのはラオス空軍の「Antonov AN-74-300」。ラオスでは昨年10月にも国営航空の航空機が墜落する事故が発生しており、乗員・乗客計49人全員が死亡している。
ラオス政府は事故についての公式発表をまだしていないが、タイ外務省は事故について「報告を受けた」と明らかにしている。