【CJC=東京】オーストリア・カトリック教会インスブルック教区のマルタ・ハイツァー氏(67)が5月22日、夫と共に教会から破門された。
ハイツァー夫妻は、教会の刷新を訴えてきた同教区の信徒グループ「わたしたちは教会」のリーダー。
夫妻は、自宅で司祭不在の下でミサを行った。それが、「模擬ミサ」を禁止した教会法に違反する、として自動的に破門されたもの。
ハイツァー代表は「私たち夫婦は未成年者への性的虐待をした聖職者と同じように扱われた」と反発している。
インスブルック教区のマンフレッド・シュワイア司教は、「自動破門」の責任は夫妻にある、と述べている。
破門された聖職者、信者は今後、サクラメントとしての聖体を受けられず、教会による婚姻、埋葬なども認められない。