「病は気から」といわれます。恐れたり、心配したり、イライラし続けていると、病気になりやすい状態です。すでに病気の人は、病気の症状をさらに重くします。
心と体はつながっていて相互作用しますので、病気になると、心も弱くなります。さらに、病気のことを心配したり、恐れると、イライラしたりして、「病は気から」で、さらに病状は悪化していきます。このままでは悪循環です。
しかし、「病は気から」であるなら、「健康も気から」です。体は病気でも、心が希望と喜びに溢れ、平安で元気なら、その心とつながった体は健康になるに違いありません。
病気になり、環境もマイナスになり、そんな状況の中で、どうやったら喜ぶことができるのでしょうか? 心を神と直結させることです。聖書は、神と私たちは「一心同体である」と教えます。
「わたしはぶどうの木で、あなたがたは枝です」(ヨハネの福音書15章5節)
この聖句は、文字通り、「イエス様がぶどうの木で、私たちはその枝です」というのではなく、イエス様と私たちの関係を「ぶどうの木と枝」にたとえたのです。ぶどうの木と枝は、一体であり、つながっていて、命が流れているように、イエス様と私たちは、目に見えませんが、霊(心)の領域でつながっていて、一心同体なのです。
神と一心同体でない状態を、聖書は罪と呼びます。人はみな罪人(つみびと)です。罪人としてこの世に生まれてきました。しかし、イエス様は、神と人間が断絶され、その結果、人類に死と呪いが入りましたが、その問題を解決するために十字架で死なれました。
信じる人は、神と一心同体になります。神と一心同体になった心は、元気を回復し、愛、喜び、平安が満ち溢れます。その心とつながっている体は、自然に健康になっていきます。
「健康は気から」です。神を信じ、神と一心同体になるなら、あなたの体も健康になります。神との一体感を深め、それを自覚し、それを楽しみ、神と一緒に今日も歩みましょう。
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菅野直基(かんの・なおき)
1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。
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