【CJC=東京】オランダ・アムステルダム南方ティルブルフのカトリック教会と市当局が、鐘の音をめぐり争っている。これまで聖マルガリータ・マリア教会では長年にわたって週日の朝7時15分に鐘を鳴らしていたが、住民から朝の眠りを妨げ、うるさいとの苦情が出された。
苦情を受けたティルブルフ市当局は、教会の鐘を鳴らすことを止めるように数カ月間もハルム・シルダー神父に促し、最低限は鐘の音を小さくするよう訴えたが、教会は態度を変えなかった。
そこで市は8月16日以降、朝ごとに、鐘を鳴らすと1回につき日本円で80万円弱の罰金を課す、と警告したが、まだ鐘は鳴っている。
市側は「教会の問題に介入したくはないが地元住人の気持ちも考えなければ」と頭を抱えている。