【CJC=東京】教皇フランシスコが、聖職者による児童性的虐待を根絶するために「これほど尽力した組織は他にない」として、ローマ教会の取り組みを擁護した。イタリア紙「コリエーレ・デラ・セラ」に3月5日掲載されたインタビューの中で語った、とAFP通信が報じている。
教皇は「ローマ教会は、透明性と責任感を持って行動してきた恐らく唯一の公的機関だ。これほど尽力した組織は他にない。にもかかわらずローマ教会だけが、唯一攻撃されている」と述べた。
13日が就任1周年の教皇は、虐待事件を「非常に深い傷を残すおぞましいもの」だと述べ、「子どもに対する暴力という現象に関するデータは衝撃的だ。虐待の大多数が家庭内や近所で発生していることも明示されている」と語った。