キリスト教や仏教、イスラム教など異なる宗教の宗教者がチームを組んで、16日に開かれた京都マラソン(京都市など主催)と同じコースを回る駅伝を行った。毎日放送などが伝えた。
今年で3回目となる京都マラソンには約1万6000人が参加。その中で、各宗教間の相互理解を深め、世界平和のために共に祈ろうと、「InterFaith(諸宗教間交流)駅伝」が初めて行われた。参加したのはキリスト教や仏教、イスラム教などの宗教者40人。異なる宗教者4人1組でチームを組み、計10チームが、京都マラソンと同じコースを4区間に分けて走った。
参加者は「違った宗教を理解し合うという意味で、すごく良い取り組みだと思う」(毎日放送)、「ゴールを目指し、ともに汗を流すのは気持ちよかった。違った宗教の人がつないだたすきに、重みを感じた」(読売新聞)などと語った。
今回の京都マラソンは、東日本大震災の復興支援をテーマの1つとして掲げており、被災者も参加。スタート前には参加者全員で黙祷を捧げる時間も持たれた。
マラソンでは、男子は京都大学陸上部の横山裕樹(22)さんが2時間25分18秒で、女子は中央大学卒業生による中大レディースクラブ所属の野村友香里(24)さんが2時間49分10秒で、それぞれ初優勝した。