米国防総省は22日、宗教的な理由により兵士が特定の衣服を着用したり、ヒゲを伸ばしたりすることことを可能とする規則改定を行ったことを明らかにした。ロイター通信などが伝えた。
これにより、イスラム教徒やシーク教徒らは、ヒゲを伸ばすことが可能となり、ターバンやスカーフといった衣服も着用ができることになる。ロイター通信によると、これまでにも国防総省はシーク教徒のターバン着用を限定的に認めたケースがあるという。
国防総省は「(宗教的少数派が)差別されているとの意識を減らし、秩序や規律の維持に必要な環境づくりにつながる」(共同)と、今回の規則改定について説明している。
しかし、宗教的な衣装の着用などについては申請が必要だという。申請に応じて、所属組織の長が可否を判断することになる。