米中西部ミズーリ州ネオショの教会で12日、男が礼拝中に押し入り、銃を乱射、聖職者を含む3人を殺害し、少なくとも5人を負傷させた。AP通信が13日、報じた。男はすでに警察の説得に応じ、拘束されている。
AP通信によると、事件の現場となったのは、同州にある第一組合教会(First Congregational Church)。男は、12日午後1時から行われていたミクロネシア系住民を対象とした礼拝の最中に押し入り、発砲。礼拝には子どもから老人まで約50人が出席していた。男は発砲する前に、子どもたちに礼拝堂から出るように指示していたことが伝えられている。
地元警察などによると、午後2時ごろに教会で「(男が)銃を放っている」との通報があり、警察官が駆けつけたところ、容疑者と見られる男が人質を取り教会内に立てこもっていた。駆けつけた警察官は5〜10分間にわたって男を説得し、逮捕した。
男は太平洋諸島の出身で40代。地元警察は、事件前日の夜、男と同教会に通う一家との間で口論があり、それが事件の原因となった可能性があると伝えている。
殺害された3人の内1人は、同教会の牧師であったカーネル・レオブソン(Kernal Rehobson)師(44)。他の犠牲者は、同教会会員の男性2人。男は、小銃2丁と半自動式拳銃1丁を保持していたことが確認されている。