クリスチャンでありながら魔術やオカルト的悪霊退治に関わりを持ち、オカルト的行為をキリスト教の信仰を混ぜ合わせた生活を行っていた米女性が、ついに悪霊と対峙することになった結果、「イエスの名」によって悪霊を制圧したことを証言した。
米国の主婦クリスティン・マックガイアさんと夫のトムさんは、米CBNとのインタビューを通してクリスティンさんがクリスチャンでありながら、聖書の教えから離れて青春期に学んだ魔術に深く関与するようになっていたことを明かした。クリスティンさんは「基本的に私は聖書の教えを無視しており、私にとって都合のよい個所を魔術と混ぜ合わせて理解していました」と語る。
時が経過するにつれて、マックガイア夫妻の結婚生活は悪化するようになり、互いに神に対する信仰やキリスト教の信仰について疑問を感じるようになっていったという。さらにはクリスティンさんが夫のトムさんがインターネットを通じて女性と親密な関係にあることを知ったことから、離婚にまで至ったという。
クリスティンさんは「私は神に見放されたように感じました。私自身の人生の末路についてコントロールができなくなり、何かしら女性的なエネルギー、女神的な存在につながりたいと思うようになっていました。一人の女性として、女性的なエネルギーの存在に魅力を感じるようになっていました」言う。
その後5年が経過して、クリスティンさんはますます魔術に関与するようになり、神がクリスティンさんの関心を聖霊に向けさせようとすることを感じることができなくなっていたという。クリスティンさんは「夫は私の意識が通常に戻るようになるために、杖で私をついたりしていました。なぜなら、私は自分のしていることが間違っていると知っていながら、それを無視して行い続けていたからです」と語る。それでもさらにクリスティンさんはオカルト的な悪霊退治に関与し続け、さらには悪霊とコミュニケーションをとったり、自身の体が悪霊の働く媒体にさえなっていたという。
悪霊に関与するようになった妻クリスティンさんの深刻な状態を見て、夫のトムさんは改めてイエス・キリストへの献身を誓い、妻との和解を試みるようになったという。「妻に神は私たちが思うよりもさらに大きな計画をもっていることを伝えました」とトムさんは当時の状況を明かした。
その後、同夫妻は再婚し、結婚生活を正常なものへと回復することに努めたという。しかし、クリスティンさんは再婚後も引き続きオカルト的な悪霊退治や悪霊の媒体となることに関与し続けたという。
夫であるトムさんは、クリスティンさんに悪霊との関与をやめるように勧めたものの、クリスティンさんはそれを拒否したという。そのためトムさんは、妻が自分で真実を悟ることができるように神に祈りをささげる以外に方法がなくなったという。
そのような生活をしていたある夜、クリスティンさんは彼女の周りに何かしらの存在を感じ、それが「悪魔」であることを悟ったという。
クリスティンさんは悪魔の存在を感じた瞬間について、「その時、私はイエスの名によって悪霊が立ち去るように命じるべきだと感じました。(イエスの名による権威は)長年使ったことがありませんでしたが、『イエスの名によっておまえはここに招かれていない』と命じました」と証言した。
イエスの名によって悪霊に対して、イエスが悪霊に行って欲しいと思っているところへ立ち去るように命じた後、実際は何の叫び声やその他の雑音も聞こえなかったが、悪霊に命令した音声を録音したファイルを後から電子メールで受け取って確認したところ、叫び声のような電子音声が生じていたことを明かした。
クリスティンさんは「数日経って、悪霊にイエスの名によって命じた時の様子を録音した音声ファイルを電子メールで受け取りました。私がイエスの名によって悪霊が去るように命じた直後にEVP(電子音声現象)が生じていました。この電子音声は私を震えさせました。そしてイエスの信仰に戻るようにさせました。人間の声とは思えないような音でした。聞こえたEVPは叫び声のようなものでした。今まで聞いた中でもっとも奇怪な声でした。イエスの名による真実の力に対して、悪魔がどのように反応するかという声をまさに聞いたのだと思います」と証言した。
夫のトムさんは当時の状況について「(悪魔の叫び声のようなEVPは)彼女を震え上がらせました。そしてイエスの名に本当に力があるということを悟り始めました。イエス・キリストはただの良い人ではなく、神の御子であることを悟るようになっていきました」と明かした。
その後、クリスティンさんはキリスト教と魔術を組み合わせた独自のスピリチュアルな世界を探索する道を止める決意をしたという。クリスティンさんは「私は愚かであったと悟りました。私は自身を悪魔に捧げていました。それを悟った瞬間、主に心を捧げ、赦しを請いました」と語った。