■ 本紙役員からの新年のご挨拶
新年の御挨拶
新年明けましておめでとうございます。日頃からの皆さまのご愛顧と御愛読を心から感謝いたします。当社の発信御提供する情報が、日々少しでも皆様の御役に立つとしますなら、日夜業務に当たっているスタッフ一同の大きな喜びであります。
ご存じの方々も多いと存じますが、当社は本紙発刊以来今日に至るまで、ごく一部の人々の誤認に淵源する中傷非難の的となり、幾多の苦渋の道を余儀なくされ、数々の大きな危機を乗り越え、遂にこの新年を無事に迎える運びとなりました。これもまた私どもの予測を遥かに超えた多くの皆様の良き御理解と御支援のゆえでありました。そして何よりも当社並びにスタッフ一同が創業にあたって、深い祈りと熟考の内に、主から賜わった「日本宣教と教会形成の促進のため、健全かつ的確な情報をグローバルな視野と偏らない公平かつ真摯な見識を持って、常に迅速に報道して行くことにより福音的諸教会に奉仕する」との使命感が、絶えずその心と働きを支えてくれました。
かくして迎えた新年は、やっとのこと長い間の精神的、肉体的、更には経済的試練等からも解放され、いよいよ本命とする使命達成に向かって一躍邁進できそうです。何卒、新年も旧年に倍して良き御支援と御教導を賜わりますようよろしくお願いいたします。皆様の上に御祝福が豊かにありますように!
本紙代表取締役会長 峯野 龍弘
(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会主管牧師)
難しい時代だからこそ原点に忠実に!
さあ、2014年のスタートです。先の見えない時代だからこそ、御言葉に立って着実に歩んでまいりましょう。世のやみは深くとも、主キリストに従う者は“決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです”(ヨハネ8章12節)から。
主キリストの時代以来、クリスチャンの先輩たちは“時が良くても悪くても(Ⅱテモテ4章2節)”忠実に福音宣教の使命を果たして来ました。21世紀という、確かに難しそうに見える状況に置かれている今こそ、信仰の基本に立ち返り、“地の塩”(マタイ5章13節)“世界の光”(5章14節)として、“全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝え” (マルコ16章15節)るという、原点を確認したいと思います。
“この世と調子を合わせ”(ローマ12章2節)てお茶を濁すのではなく、この世の幸福論をただ満たそうと腐心するのでもなく、“私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝える”(Ⅰコリント1章23節)ことです。そうすれば、必ず目の前の一人の魂は救われ、日本のリバイバルへの突破口を見出すことへと導かれるはずです。
本紙取締役 万代 栄嗣
(松山福音センター主任牧師・アンデレ宣教神学院代表)
賞を得るように走ろう!
新しい2014年の幕開けを主に感謝します。「光陰矢のごとく学なりがたし」を近年特に実感しています。創造主の造られた時間はゆっくり過ぎていくようですが、実はものすごいスピードで確実に過ぎ去っていきます。地球の公転・自転の速度を考えればよくわかります。
この一年、勝利の栄冠を目指して、賞を得るように全力で走る決心をしました。昼寝をしながらまだ時間は十分あると慢心してゴールを逃したイソップ物語のウサギにならないようにしたいと思います。カメであってもゴールを目指して着実に一歩一歩を全力で進む時に勝利することを学んでいます。他の人々との競争ではなく、自分自身との競争です。
脇見や寄り道をしないで目標に向かって一心に走りつづけたいと思います。中途半端な不完全燃焼がバーンアウトの原因です。完全燃焼は決してバーンアウトしません。主を待ち望んで全力で走る者には、新しい力(聖霊の油そそぎ)が与えられるからです。
本紙監査役 ささき みつお
(弁護士)
■ 本紙論説委員からの新年のご挨拶
Iコリント15章10、58節
世界はますます、創造主に敵対して歩むようになり、日本社会に明るい未来を望めない。だからこそ、地に生きるキリスト者の存在が重要であり、貴い。教会は主から与えられている使命に生きる信徒の、御言葉による修練により、大胆にキリストの救いの宣証者として育成しなければならないことを再確認している。
グレース宣教会は、開拓伝道50年目を迎えるので、1)世界宣教を、これまで以上に諸教会と協力しながら推進する、2)もっと地域に根ざした教会形成を進めて、愛の奉仕活動と共に、300教会開拓目標の実現に近づきたいと願い祈っている。
本紙論説委員特別顧問 堀内 顕
(グレース宣教会代表牧師)
宣教と正義と愛のわざに生きる
おめでたい新年とは言え、時代の暗さをひしひしと感じる昨今です。キリスト者が、地の塩、世の光としていかに存在し、いかに生きるかが真に問われる時代です。昨年末の特定秘密保護法の強引な成立、安倍首相の靖国参拝などの愚行に憤りを禁じえません。キリスト者が真剣に国民のため、為政者のため祈らねばなりません。
ウイルーバーフォースに宛てたウェスレーの最後の手紙で、彼は忌まわしい奴隷制度に激しい憤りを表し、正義の戦いに檄を飛ばしています。B・F・バックストン宣教師の祖父、T・F・バックストン卿も正義と愛に生き戦いました。イザヤ書58章6~8節に立ち、奴隷解放を成し遂げました。その聖句は語ります。束縛者に解放を、肉親に世話を! 今こそ、滅びいく同胞に救いを、不義に対して怒りを、貧困、弱者とは共生を! この包括的宣教に生きる年であれと願わされています。
本紙論説委員 工藤 弘雄
(日本イエス・キリスト教団香登教会主管牧師)
世界社会を見つめて、この街で活きる
フィリピンに行っている宣教師が一時帰国して、フィリピンの現状を報告してくれました。日本では台風だけがニュースとして報道されましたが、台風の前に地震、さらに内戦が起こっていること等の実状を知らされました。日本では、日本の利益に関係するニュースだけが流されている。
2000年前の使徒の時代、手紙をもった人間が行き来することによって書簡が運ばれ、献金のやりとりや、人の交流が活き活きとなされた。文字通りに、善隣共生の世界大のネットワークがあった。私たちも、国家や、国家間の関係がどれほど変わろうとも、教団教派の枠に縛られず、「キリストの教会」のネットワークを密に、福音宣教の為に全力を傾けたい。もっともっと人が救われ、キリストの弟子が産みだされる一年としたい。今年も、私たちは、300の教会を国内外に産みだすことを祈って励みます。Iコリント15:16
本紙論説委員 藤崎 秀雄
(グレース宣教会主任牧師)
キリスト者・キリストの教会として
新年のご挨拶を申し上げます。日本の国内のみならず、世界的にも激動の時代が訪れています。平和と安全、愛のある社会を誰しもが望んでいるにもかかわらず、実際はその逆に時代は動いています。その流れはキリスト教会をも飲み込もうとしているようにも思えます。キリスト者が共に生き、神の国の働きを協力して行い、愛し合っている姿をこの世の人々は見ているだろうかと思わされます。独自性という衣を着た世俗の個人主義がクリスチャンの間にも蔓延しているのではないでしょうか。今こそイエス・キリストを信じるキリスト者、そしてキリストの教会として恵みと愛をこの世界に示し、世の光・地の塩として御国のためにお仕えしていきましょう。この目的のために、クリスチャントゥデイ誌も大いに用いられることを期待いたします。
本紙論説委員 岩橋 竜介
(一般財団法人日本国際飢餓対策機構理事長)