東日本大震災から2年8カ月となった11日、第32回東日本大震災3・11復興支援超教派一致祈祷会が東京都新宿区の淀橋教会で開かれ、教派を超えて集まったキリスト者が被災地の復興を祈った。祈祷会は、日本プロテスタント宣教150周年記念大会の実行委員らが中心となり、震災1カ月後の2011年4月11日から毎月開いている。
この日は、宮城県多賀城市にある塩釜聖書バプテスト教会副牧師で復興支援プロジェクト「ホープみやぎ」代表の大友幸証氏が参加し、被災地での支援活動を報告した。大友氏は、具体的な祈祷課題として(1)被災地の疲れている牧師たちが主にあって力を取り戻すこと、(2)ホープみやぎの新しいプロジェクトに必要な900万円が与えられることを挙げ、祈りを求めた。
大友氏は、「東京の地で定期的に祈り会を開いてくださっていることに励ましを受けた。祈りをささげることが神様の目には決して小さいことではない」と祈りの継続を訴えた。
ホープみやぎでは、津波で農地を失った被災者のために、仮設住宅近くの土地を購入し、農地として無料開放する計画が立ち上がっている。だが資金不足により、広い土地は手に入れたものの、計画の中核となる建物の建設に着手できていない。大友氏は、「(プロジェクトが完成すれば)多くの被災地の方々がイエス様の御手の中に安らぎ、憩う場所になる」と話した。
プロジェクトの詳細と支援方法は、ホープみやぎのホームページ(動画あり)。