14日東京中央教会(東京都新宿区)で行われた断食祈祷聖会で、日本イエス・キリスト教団荻窪栄光教会(東京都杉並区)牧師の中島秀一氏は士師記のギデオンの300人の兵士と日本のリバイバルについてメッセージを伝えた。
中島氏はこの十数年日本のプロテスタント教会数、礼拝出席者数が減少傾向にあることについて、「こうした傾向はここ十数年ほとんど変わらないのが日本の教会の実情である。なんとしても(クリスチャン人口)1パーセントの壁を破りたい。そういう願いをもって、主に仕えてきた」と述べた。
今回の聖会について同じ願いを持って、聖会に臨んだという中島氏は士師記に登場するギデオンについて、「士師記にはオテニエルからサムソンにいたるまで、12名の士師といわれる政治的、宗教的な指導者が登場する。イスラエル民族はカナン入国後、原住民との熾烈な戦い生じた。不信仰のゆえに、戦いにやぶれ、移民族の奴隷になっていったが、そうした時、その都度神様は士師をお立てになって、挽回してくださった。ミデヤン人から、イスラエルを解放してくださった」と述べた。
信仰の勝利のための戦力となるのは「精兵」である
中島氏は、信仰の勝利のための戦力となるのは「精兵」であるとし、「お隣韓国では人口の25~30パーセントがクリスチャン。小さな群れであっても、恐れてはいけない。御国を賜ることは、神の御心であると、神は私たちを励ましてくださっておられる。主流派、福音派、ペンテコステ派いずれであれ、いずれの教会であっても救いと聖めがなされていくのが神様の願いである」と述べた。
中島氏は、ギデオンの精兵が3万2,000人の兵隊の中から300人だけが選ばれたことについて、「(神様は)もっと多ければ良いものを、『減らしなさい』とおっしゃった。その中で精査なさった(士師記7・5)。敵が襲ってきたなら、対応できるように、常に戦いの状態であるように戦時体制を整えなさいと教えている。ギデオンの疲れ果てた気持ち想像するに難くない。3万2,000人も兵士が集まったのに、300人だけが残された」と述べ、ギデオンの300人の兵士の割合が、日本の1パーセントのクリスチャン人口の割合とほぼ同じであると指摘し、少ない割合であっても、周辺に影響力をもたらし、浸透力をもたらしていくクリスチャンが残っていることが大切であると述べた。
中島氏は「日本のクリスチャンみんなが精兵であるか。救霊に対する情熱をもって主に仕えているかどうか。喜んでやっているかどうかが、私たちにとって問題ではないか。宣教の1パーセントの壁を破って、教会はキリストの恵みと愛に満たされたものになっていくために、選りすぐった兵隊であることが言えるのではないか」と問いかけた。
さらに中島氏は信仰の勝利の戦略、戦術となる武器について士師記におけるミデヤン人との戦いを例に、「(神様は)ギデオンに改めて戦略と戦術を与えた。ミデヤン側にある夢をギデオンが聞くことになった。夢で話されていることを聞いたことが、ギデオンにとって大変な力となった。ヨシュアのときもそうだが、予想もしなかった人が助けてくれる神様の不思議がある。内住のキリスト、奥義なるキリストが大切なポイントである。神のすべてのことを私たちは知ることができない。まだまだ知らないことばかりである。神様がどのような計画を持っていらっしゃるかはわからない。神に寄り求めれば、答えてくださるのが神。そして想定外のことが起こるようになる」と説いた。
ラッパとからつぼ、たいまつが意味するものとは?
中島氏は「精兵を効果的に活用するためには、計画性と組織性が必要。共通の目的と、お互いの責任分担を明確に把握しなければならない」とし、ギデオンと300人の精兵の戦いについて「手にラッパとからつぼ、たいまつを持った。これが武器であった。戦争では大砲や核兵器が用いられてきたが、霊的な戦いにおいては、ラッパ、からつぼ、たいまつが必要であった。なぜこれで勝てるだろうか」と問いかけた。
中島氏は「ラッパは『信仰の表明』であり、からつぼは『人の器』そのものである。私たちは土とちりでもって造られた土の器(Ⅱコリント4・7)である。皆罪人で悪魔の奴隷であったが、神が選ばれ、永遠に生きる命を与えてくださった。これ以上何を望むことができるだろうか。すべてを捨てて、本当に主に従い、すべてを捧げる。神は小さき者を用いてくださるので、謙遜になるべきである。たいまつは私たちの内に宿る『聖霊様』。聖霊の器が私たちである。私たちの内に居ましたもう聖霊を意識しなければならない。勝利を得るための戦略・戦術としてこれら3つの武器を与えてくださっている。信仰の勝利の秘訣は、神への服従にある。信ずるが故に従う、従うからこそ信じるのである」と説いた。
中島氏は300人の兵士がからつぼを割り、たいまつを堅く握った様子について「300人の兵士が5,000人の燃えるような軍隊に見えたのではないか。私たちもまずはからつぼを割って、『内にあるもの』を外に出さないといけない。からつぼの中に聖霊を宿すだけではなく、『砕かれなければならないもの』、固い傲慢、偏見、恐れ、欲望という固いものがあってはならない。そのような固さのつぼ、貪欲、欲望という固いつぼを持ったまま、聖霊を底に押し込めていないか」と問いかけた。
その上で自分では砕くことはできずとも、主に砕かれることを求め、主に信頼する姿勢が大切であると説き、「信仰の旗を掲げて、世を驚かせるような、世に警鐘を与えるような、クリスチャンへなっていきたい。再臨がなければ、本当の解決がないかもしれないが、天に御心がなるごとく、この地にも御心がなるように。ささやかであるが祈りながら、主のことばに素直に従っていくときに、主は御心を成してくださると信じて疑わない。ギデオンの精兵と日本のクリスチャンが同じ割合である。真理である聖書を信ずるキリスト者がひとつになって、日本の教会がひとつとなって世に訴える教会となるように願いたい」と呼び掛けた。
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了
-
Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二
-
旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却
-
日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授
-
日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」
-
神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司
-
ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち
-
「重要な希望のしるし」 世界教会協議会のピレイ総幹事、米イラン覚書を歓迎
-
ワールドミッションレポート(6月23日):東アフリカ 迫害国家への「逆流」─帰国者とアフリカ人宣教師③
-
ワールドミッションレポート(6月19日):インドのムンダス族のために祈ろう
-
国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明
-
Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二
-
旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却
-
救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了
-
聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司
-
神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司
-
両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように
-
トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える
-
「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え
-
中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束
-
国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明
-
米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗
-
着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番
-
「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也
-
神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司
-
戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳
-
聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳
-
「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年
-
「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男


















