川端氏は、約1700年間にわたってユダヤ人を迫害した教会の負の歴史について説明し、キリストからユダヤ人を遠ざけた責任が教会にあることを指摘した。
そのうえで、教会がユダヤ人に対してなすべきこととして、(1)千数百年間の迫害の歴史を悔い改めること(2)ユダヤ人の傷が癒やされ、教会と和解できるように、ユダヤ人に謝罪すること(3)旧約聖書でイスラエルの役割を正確に理解すること(4)ユダヤ人の心がキリストに開かれ、イスラエルの信仰が回復されるように祈ることを挙げた。
さらに、イスラエル情勢について「軍事力ではイスラエルに勝利の日は来ない」と指摘し、高い技術力によって世界に貢献することで存在が認められるなど、平和的解決が実現するために祈るよう求めた。また、日本の教会がイスラエルの祝福を祈ることを求め、「この祈りに加わることは、アブラハム契約の通り、日本の教会に大きな祝福をもたらす」と語った。