エイズ撲滅運動における女性の主体性を啓発する初の国際会議「国際女性会議」が4日(現地時間、以下同)、ケニアの首都ナイロビで開幕した。キリスト教国際NGO、YWCA(=キリスト教女子青年会)ケニア支部が主催。女性を中心にキリスト教指導者、活動家、国連関係者ら1500人が参加した。世界YWCAが同日公式サイトで発表してわかった。
ノルウェー・チャーチ・エイド顧問、アン・マリーへランド氏は挨拶の中で「女性は男性よりも感染症の被害を受けやすい。HIVとの戦いを継続するうえで、その方向性を決める課程に私たち女性が率先して参与することが重要だ」などと話した。
この会議は、世界YWCA総会(1〜11日)のプログラムの一部として行われており、7日に閉幕する。期間中はパネラーによる基調講演、パネルディスカッションが複数回行われる。サムエル・コビア世界教会協議会(WCC)総幹事、マーガレット・チャン世界保健機関(WHO)事務局長らが講演する。