中国山東省、山西省の地下教会関係者ら18人が、中国公安当局に逮捕されたことが4日までに朝鮮日報の報道でわかった。台湾の中国ラジオが先月27日に伝えた情報を基に同新聞社が報じた。
朝鮮日報によれば、先月9日にも両省で地下教会が一斉摘発され、山西省では教会関係者12人が連行された。うち10人は釈放されたが、2人は拘束されている。山東省では6人が検挙されたが、罰金を払い釈放された。また、今年1月には中国河北省で、共産党の幹部訓練校で密かに聖書を学んでいたキリスト教徒約40人が逮捕されている。
このような中国政府による地下教会の弾圧が続く一方、中国宗教指導者代表団は声明で、「中国では、激しい迫害が続く一方で、宗教がかえって勢いづき、過去に類を見ないほど成長している。近い将来、信教の自由が完全に確立されることを願う」と述べるなど、迫害が続く中、中国教会で著しい発展があることを伝えている。