クリスチャン美術家による絵画や彫刻などの作品40点以上並ぶ、キリスト教美術協会主催の第31回キリスト教美術展が日本基督教団銀座教会の東京福音会センターで20日始まった。
同美術展は、20世紀のエキュメニカル運動に呼応する形で教派を超えたキリスト教美術展として1973年に始まった。クリスチャン美術家の作品発表の場として、また作品を通してそれぞれの信仰を表現し福音を証する場としてほぼ毎年開催。毎年20人程度が出展し、美術展を訪れる人は毎年800〜1000人ほど。
会場には、故上野康郎の『裸婦』や、太田久の『驚くことはない』、キリスト教美術教会の設立にプロテスタント側の代表的立場として携わった故田中忠雄の『よみがえりの朝』、『羊飼いらの礼拝』など絵画を中心とした作品が並ぶ。
美術展は来月1日まで。25日は休館で、開館時間は通常は11〜19時。日曜日は12時半から開館し、最終日は16時までとなっている。問い合わせは、キリスト教美術協会事務局(電話:042・360・9079)、または銀座教会・東京福音会センター(電話:03・3561・2910)まで。