学校法人北陸学院(学院長・理事長:楠本史郎)は、運営する北陸学院短期大学(学長:三浦正)の2科を母体に人間総合学部を設置し、08年度から新たに4年制大学「北陸学院大学」(仮称)を始める。現在、文部科学省に設置の申請をしており、08年4月の開設に向けて準備を進めている。
北陸学院短期大学は現在、コミュニティ文化学科、人間福祉学科、食物栄養学科、保育学科の4つの学科を設置。このうち人間福祉学科、保育学科の名称をそれぞれ社会福祉学科、幼児児童教育学科に変更、これら2科からなる人間総合学部を設置する形で新しい4年制大学を計画している。コミュニティ文化学科、食物栄養学科は変わらず2年制の学科として「北陸学院大学短期大学部」(仮称)の形で継続される予定。
社会福祉学科、幼児児童教育学科の定員は変わらず、それぞれ80人と100人。社会福祉学科は人間福祉コースと福祉心理コースに分かれ、前者は主に介護士養成を目指し、介護福祉士資格などの資格を取得可能。一方、幼児児童教育学科は、初等教育全般にわたる人材育成を目指し、保育士資格、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状などの資格が取得可能となっている。
北陸学院大学の学長には、三浦正・現北陸短期大学学長が就任予定。現在、日本キリスト教教育学会長も務める。また、大学を知ってもらおうと行われるオープンキャンパスでは、「見学型」「体験型」の2つのコースを用意。今年中に8回行われる。
北陸学院は、前身となる金沢女子学校創立以来キリスト教教育に基づく教育方針を掲げ、現在は幼稚園から短期大学まで、計3つの幼稚園と4つの学校を有する。「Realize Your Mission ―あなたの使命を実現しよう― 」をスクール・モットーに掲げ、2010年には創立125周年を迎える。