信徒数200人以上の教会の牧師たちを集めて宣教ネットワークを形成し、停滞する日本宣教の底上げを図ろうと、健全な教会形成のために聖書信仰に忠実な牧会者の育成を目指すJCGIネットワーク(尾山令仁理事長、以下JCGI)が11〜13日、徳島県で「大教会主任牧師フォーラム」を開催した。全国各地から12人の牧師が参加し、大和カルバリーチャペル(神奈川県大和市)主任牧師の大川従道師が講演した。
この集会は、大規模教会の牧師たちが互いの悩みや課題を分かち合いながら親交を深め、学びあう機会が必要だと、JCGIが主催して02年から開催しているもの。今回が5度目。
2日目の午後から行われたテーマセッションでは、「教会を弾圧する働きに、我々はどう対応すべきか」、「いまの規模を拡大し継続するにふさわしい次世代リーダーの養成」、「複数牧会における人件費、労務管理、福利厚生など、具体的で実際的な事柄、また制度的にどう整備されているか」、「リバイバルは神から来るのか人の側の備えにあるのか、またはそのようなことを考えずコツコツ成すべきことをしていればいいのか」などをテーマに、牧師たちが自由に意見を交わした。
JCGI協力主事で、今回の進行役をつとめた大橋秀夫師(クライストコミュニティー代表牧師)は、「参加する牧師たちが互いに親しくなり、困ったときの相談や、ちょっと無理を聞いてもらうなど、単に知り合いというつながりを超えた『仲間』という関係が構築されてきている」とこれまでの集会の成果を語った。
大橋師は、「日本の教会をリードしていく方たちが強められていけば、日本全体の宣教をしっかりしたものに出来ると思います」と述べ、日本宣教の底上げに同集会が重要な役割を果たしていることを強調した。