13日朝に昏睡状態となり様態が悪化していたビリー・グラハム師の妻ルツ氏が14日午後5時5分、自宅でグラハム師と5人の子どもたちに囲まれながら息を引き取った。10日に誕生日を迎え、87歳になってすぐであった。同日AP通信が伝えた。
グラハム師は声明で、「ルツは私の生涯のパートナーであり、我々は神から一つのチームとして呼び出された」と述べ、「他の誰もが彼女が負ってきた重荷を背負うことはできなかった。彼女は我々の働きにおいてきわめて重要で欠くことが出来ない存在で、私のこれまでの数年間に渡る働きは彼女の励ましと助けなしには不可能であった」とこれまでのルツ氏の働きを証しし、死を悲しんだ。
ルツ氏は背部と頸部の変性関節炎のため寝たきりの状態が数ヶ月前から続いており、2週間前に肺炎を患い治療を受けていた。また、ルツ氏の願いと家族との話し合いにより、数日前から栄養チューブによる栄養物の供給を停止していた。
今後、グラハム家では親族の間で行う非公開の葬儀と、公式の記念礼拝を予定しており、14日からすでに用意が始められている。