英国国教会(聖公会)は10日、暴力的なゲーム内で教会の建物の映像を無断で使用したとして、販売元のソニーに対して謝罪と問題となったゲームソフトの販売停止を求めた。ソニー側の対応によっては法的手段も辞さない構え。同日、フランス通信社(AFP)が報じた。
同通信社によれば、問題のゲームソフトはソニーの家庭用ゲーム機、プレーステーション(PS)3用のソフト「レジスタンス―人類没落の日―」。教会側は銃撃戦が繰り広げられ、多数の死者が出る同ゲームの背景に、マンチェスター大聖堂の映像を無許可で使用していると指摘している。
英国放送協会(BBC)によると、マンチェスター主教はマンチェスターで銃犯罪が多いことを挙げ、ソニー側を非常に無責任だと非難している。
一方、英紙タイムズによれば、ソニー側は必要と思われる許可は全てとっていると主張している。