TFKのフロントマンでソングライターのトレヴァー・マクニーヴェンはバンドの人気が出るきっかけとなったデビュー曲「That’s What People Do」を制作しヒットさせた。同曲はRun‐DMCやビースティ・ボーイズといったラッパーの曲とレッド・ホット・チリ・ペッパーズのリズミカルなテンポを反映させた作品に仕上がっている。こうしたインスピレーションは「The End Is Where We Begin」でも遺憾なく発揮されており、バンドの個性を継続的に引き出すと同時に激しい合唱や非常に速いテンポ、叙事詩的なアレンジを融合したものとなっている。
マクニーヴェンは、「このアルバムは『War Of Change』や『Courtesy Call』といった曲によってとても攻撃的なテーマをもっているんだ。それに緊急性。ちょうど今がそのタイミングだと感じたんだ。このCDの訴えていることを要約すると『変化する』ということで、それを歌詞やフレーズによって至る所で表現しているんだ」と述べている。
カナダ・オンタリオ州出身のメンバーによって1997年に結成されたTFKは、アクティブ・ロック・ヒットのトップ25にランクインした4枚のベストセラーアルバムを始めとした多数の曲を世に送り出して、実績を重ねている。彼らの楽曲はこれまで、映画「GIジョー」映画の予告編、WGN‐TVの「Smallville」およびEAスポーツのテレビゲーム「NHL2010」に加え、ESPNチャンネル、NASCAR、MLB、NHLおよびNFLと、文字通りポップカルチャーの全ての面に浸透してきた。
ニューアルバムのために書かれた最初の曲「Be Somebody」はラジオで放送された。「この曲には未だに失望感を覚えているんだ」ビルボードのCHRチャートに何度も名前が挙がっている同曲についてマクニーヴェンはこう語っている。彼はこれについて、「僕はこの曲がどんな風に響いて、リスナーに何を感じさせるのか、そういった部分に磨きを掛けようとしたんだ。この曲は僕の気持ちをとても率直に表現したものになっているんだよ」と説明した。