ユダヤ教徒、ユダヤ人としてのアイデンティティーを保ちながらイエスをキリストとして信じるメシアニック・ジューの立場で、ユダヤ教の伝統を守り伝える集まり「いのちの木メシアニック集会」(監督:内山ポール牧師、東京・北区の滝野川会館)で2日、聖書の三大祭の一つ「七週の祭り(ペンテコステ)」を祝う特別礼拝がささげられた。内山師は、「(単に)祭りをやらなければならないのではなく、祭りの意味を知った上で、守らなければならない」と語り、トーラー(律法が記された巻物)の伝える儀式としての祭りのすべてが、イエスに焦点を合わせたものであると説いた。
「七週の祭り」は、過越祭から50日後に行われるもので、「50」のギリシャ語読みで「ペンテコステ」と一般的に呼ばれる。
内山師は、出エジプト記19章5−6節、20章8−11節、申命記16章9―10節から祭りについて解説した。「(祭りの)すべてはイエスに焦点を合わせたもの」「トーラーというのはイエスさまである」と述べ、一つひとつの儀式には神の御こころがあり、そこからイエスの姿を見出すことが大切だと伝えた。