ミュリエル・ハンソン
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(17)失って分かったこと ミュリエル・ハンソン
パーミーがおもちゃの乳母車と人形を失(な)くし、わが家には「大変だ」という空気が漂っていました。乳母車は新品同様でしたが、人形は彼女が物心ついた頃からずっと遊んでいる人形です。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(16)何でも取っておく人 ミュリエル・ハンソン
子どもたちの問題は一人一人皆違っています。わが家の息子、7歳になるケントは「物なら何でも取っておく」子どもでした。何か1つの物にこだわりを持って取っておくのではなく、手当たり次第、何でもしまい込んでおくのです。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(15)空の鳥 ミュリエル・ハンソン
私たちの心は周りの環境に左右されませんか。私の場合は、小鳥のさえずる声を聞くだけで、気持ちが晴れやかになります。ですから、心の状態を測る温度計があれば、小鳥の声が聞こえないときより、心の温度は2、3度は上がるでしょう。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(14)痛みを伴う成長 ミュリエル・ハンソン
2歳半になる娘のパーミーは、私の膝の上で気持ちよさそうでした。私も、しっかり娘を抱きしめて、ロッキング・チェアーに揺られながら親子で至福の時を楽しんでいました。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(13)思い出深いイースター ミュリエル・ハンソン
薄暗い闇に包まれていた夜が明けてきました。桜の「香り」が漂っていたらよいのですが、 部屋に漂うにおいといえば、どちらの病院にもよくある消毒の「臭い」だけでした。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(12)濃霧に閉ざされて ミュリエル・ハンソン
キッチンの窓越しに日の出を見るのが日課になっています。今朝もキッチンに行き、山影から太陽が昇る様子を満喫しようとしました。天候が許せば、日の出の醍醐味は数分間続きます。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(11)忍び寄る波に用心を ミュリエル・ハンソン
海がすぐそばにある家に住むようになりました。押し寄せては返す大波がいろいろな物を海岸に置いていきます。私たちはその海辺の産物を拾い集めたりして、生活の幅が広がりました。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(10)輝きが失せるとき ミュリエル・ハンソン
私たちの生活の目標は、時代の波に乗り遅れないようにすることでしょうか。人生をレースに例えるなら、そのような生き方は、無我夢中の人生を走っているといってよいでしょう。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(9)二つのユニフォーム ミュリエル・ハンソン
息子のタンスに、二つのユニフォームが並んでいます。それぞれには、それにまつわる話があります。最初にお話しするユニフォームは、息子が所属している地元の楽団に関わるものです。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(8)干しぶどうと恵み ミュリエル・ハンソン
クッキーの入れ物には一つもクッキーが残っていません。しかし、クッキーを焼こうという気持ちが全く湧いてこない日があります。そんな日の今日、それでもやはり、クッキー作りに取りかかりました。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(7)洗剤ジョイと皿洗い ミュリエル・ハンソン
これは、「洗剤ジョイ(喜び)」という食器洗い洗剤のテレビ宣伝ではありません。洗剤ジョイがいっぱい入っているキッチンの洗い桶に手を浸けているのに、食器洗いを「喜んで」できない青年女子を、私は思い起こしています。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(6)主イエスの名によって ミュリエル・ハンソン
私たち家族は、バイブル・キャンプに参加していました。夫がキャンプの講師でしたので一緒に行ったのです。キャンプ参加者のメンバーが一人残らず自分の部屋に戻った後、スタッフたちは奉仕担当者の部屋でドーナツを頬張り、コーヒーを飲みながら、ほっと一息ついていました。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(5)独りぼっち ミュリエル・ハンソン
そろそろ寝る時間になりました。幼い娘パーミーはパジャマ姿で、いつもの格好をして床に寝転がっています。かわいがっている犬のブリッスルの首に腕を回し、小声で口ずさみながら犬を寝かせつけているのです。それから私の方を振り向いて言いました。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(4)安心して迎える新年 ミュリエル・ハンソン
あと数週間でクリスマスという頃、私たち家族は緊急会議を開きました。議題は「家族間でのクリスマス・プレゼント交換を今年はやめて、代わりに、プレゼントを買うお金を皆で出し合い、小犬を買ったらどうか?」でした。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(3)やり直し ミュリエル・ハンソン
4歳のパーミーが夕食後のお皿洗いをすると言い出しました。流しで洗剤を泡立てて、確かに子どもなりにせっせと洗っているようでした。しかし、その洗い方は洗剤の正しい使用法を無視した洗い方だったのです。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(2)ペトロとヤコブとヨハネ ミュリエル・ハンソン
煌々(こうこう)と湖面を照らす満月、風に揺れる古木戸のキーキーと軋(きし)る音。これらが相まって、そこはかとない郷愁を誘います。今、私たちのテント・トレーラーはカナダのアルバータ州にある人里離れたバイブル・キャンプ場に止めてあります。
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蜜と塩―聖書が生きる生活エッセイ(1)何を信じる? ミュリエル・ハンソン
数カ月前、私たちは家具付きの共同住宅から、家具も何もない賃貸住宅に移りました。さっそく生活必需品を買わなければなりません。その一つに洗濯機がありました。
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