エリカは、早産の可能性があるためリスクを背負って働き続けるべきではないと医師に忠告されたという。慎重に考えた結果、彼女たちは大晦日のショーを含む今年予定していた全てのツアーを中止することが最善の選択だと判断した。
「NAACPイメージ・アワード」をはじめ、「ザ・トーク」「ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ」「ザ・モニーク・ショー」、BETの「Black Girls Rock」「ザ・ソール・トレイン・ミュージック・アワード」、ABCの「マグニフィシエント・マイル・ライト・フェスティバル」「マーシーのアトランタ・サンクスギヴィング・デー・グレイト・トゥリー・ライト二ング」、さらに「グッド・モーニング・アメリカ」でのインタビューなど、全米の人気テレビ番組への出演に忙しい一年を送ったメアリー・メアリー。来年3月からはケーブル・ネットワークのウィーTVのオリジナルドキュメンタリー番組「メアリー・メアリー」(仮題)も放送開始予定となっている。
メアリー・メアリーは今年3月にリリースしたCD「Something Big」で、グラミー賞をはじめ、ソール・トレイン賞、ASCAPゴールデンノート賞、BET賞にノミネートされ、特に来年のステラーアワード賞には6つの部門での受賞を控えている。彼女たちは精力的な活動で功績を上げながら、妻と母親としての生活も続けている。
ティナは、「私たちが音楽への情熱やファンへの責任をもっていることには疑う余地なんてないけど、常識的に考えると今は家族への責任を果たすのが賢明だと思ったの。その代わり、来年の春の終わり頃には音楽活動を再開して、『ハブ・ア・メアリー・メアリー・クリスマス・ツアー・イン2012』の予定も調整していこうと思うわ」と告知している。
エリカは、「これは私にとってとても難しい決断だったの」と認め、「医者の忠告を無視して働くこともできたけど、ティナに合わせて忙しく活動した結果、早産になる可能性が低くなくなってしまったの。それでも私の情熱は今まで通り健在で、いつも通りどんどん進んでいけるようにって思ったけど、最終的には医師のアドバイスを受け入れて、自分自身と生まれてくる子どもを大切にすることにしたの。しばらく母親業に専念した後、すぐに皆の前に戻ってくるわ」と語っている。