26日、ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会(東京都新宿区)で行われたホーリネス弾圧受難記念特別礼拝にて、世界中で聖霊の癒しと奇跡の体験を伝える福音伝道者レイモンド・ムーイ師が特別説教者としてメッセージを伝えた。同氏はマレーシアで生まれ、孤児院で育てられた後、アメリカの神学校を卒業し牧師となった。その後マレーシアにて神学校を設立し、瞬く間に東南アジア5カ国へと拡大し、毎年500人以上もの卒業生を世界各国に送り出している他、アジア各国で数千、数万人規模の大集会を開催し、聖霊の働きによる癒しの奇跡を起こしている。
26日淀橋教会の特別説教では、ヘブライ人への手紙10章35-36節から「困難を克服する信仰」と題して聖霊に満たされたメッセージを伝えた。メッセージの最後にはムーイ氏の祈りによって実際に聖霊の働きを受け、体の病が癒される信徒らも生じた。
説教では今の時代について「さまざまな困難の中を生き抜かなければならない終わりの時を迎えている。終わりのときには反キリストの霊が世界中の人々の上に巻き起こる」ことを伝え、このような困難の時代にあって、世がキリスト者を嫌う(ヨハネ15・19)としても、私たちキリスト者がサタンの力から解放され、初代教会の使徒たちの上に働かれた聖霊による奇跡の御業を信じ、喜びに満たされた生を送ることがいかに素晴らしい生であるかが伝えられた。
サタンは神の御業がキリスト者を通して自由になされることを嫌うため、あらゆるサタンの権勢をもってこのような働きを妨害しようとするという。このような艱難の最中にあってこそ、「神が共におられること」を心に置いて、信仰にあって聖霊に満たされて雄々しく生きることが大切であるという。ヘブライ人の手紙10章35-36節には「自分の確信を捨ててはならない。この確信には大きな報いがある」こと、「神の御心を行って約束のものを手に入れるためには忍耐が必要」なことが書かれている。このことについてムーイ氏は自身の宣教大会で行われた数々の聖霊の働きによる具体的な奇跡を証しした。
ムーイ氏がインドネシアで行った宣教大会では、目の見えないイスラム教指導者が宣教大会に参加し、聖霊による癒しを受け目が見えるようになった奇跡や、警察当局に宣教大会の開催を妨害されたにもかかわらず、インドネシア陸軍が陸軍基地内でムーイ氏の宣教大会の開催を許可するなど、聖霊の働きによる様々な奇跡が生じたという。「奇跡が起こる時代は終わった」と考えるイスラム教徒らにとって、ムーイ氏の宣教大会による聖霊の働きによる癒しの奇跡が実際に示されることが図り知れない恵みを与えている。
ムーイ氏は23日夜、東京羽田空港に到着し、29日まで日本に滞在する予定である。ムーイ氏は27日から29日にかけルーテル市ヶ谷センター(東京都新宿区)にて「第8回レイモンド・ムーイ・ヒーリング・セミナー」を開催している。東日本大震災を経て傷ついた日本の地にあって、ムーイ氏による聖霊に満たされたセミナーによって心も体も癒され、人生も変わる本物のヒーリングの奇跡が起こされようとしている。セミナーの当日券は全参加6000円、部分売(セミナー一回分)2500円となっている。セミナーの申し込み・問い合わせはレイモンド・ムーイ師セミナー実行委員会(03・3561・0174)まで。
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