22万人以上の死者・行方不明者を出したスマトラ沖大地震・インド洋大津波は26日、発生から2年を迎えた。
被害が集中したインドネシア・アチェやスリランカでは、それぞれ6万戸以上の住宅が不足し、今も多数の住民が衛生状態の悪い避難所やテントでの生活を余儀なくされるなど、なおも国際社会やNGOなどの継続的な支援が求められている。
津波の教訓から整備が始まっていた早期津波警戒システムも、各国政府の財政や国際協力への関心に温度差があって思うように進んでいない。津波警報が出された後の住民への伝達を徹底するための情報システムの整備は、ほとんどの国でいまだ手つかずの状況だ。
日本人犠牲者も出たタイ南部など被災国の各地では、26日に追悼式典が各地で行われた。