キリスト教国際NPO「ワールド・ビジョン・ジャパン」(東京・新宿)が6日、日本の国際NGO(非政府組織)27団体が7月から貧困撲滅のために始める「ホワイトバンド運動」に、公式サイトを通じて参加を呼び掛けた。
スコットランドで開催中の主要国首脳会議(G8)や国連総会(9月)の場で、日本政府が貧困削減に積極的な姿勢を示すようアピールすると同時に、腕に白いバンドをはめて、貧困問題への関心を高める。
欧米ですでに定着し始めたキャンペーン活動を日本にも広げようというもの。インターネットや全国主要書店、レコード店などを通じて、シリコーン製バンドを1本300円で売り、売り上げを「貧困絶滅」のキャンペーン費用に充てる。
世界では3秒に1人の割合で子どもが餓死している。2000年の国連ミレニアム宣言では、2015年までに貧困人口を半減する目標を立てているが、達成は危ういという。
ワールド・ビジョンは「世界の多くの人々の生活と生存を脅かす “貧困”を世界の優先課題に」と賛同を求めている。
G8に向けた運動では、先日、世界10カ所で史上最大規模のコンサート「ライブ8」も同日開催された。
リンク: ホワイトバンド運動公式サイト