財団法人日本ユニセフ協会主催で、写真展「今、アフリカで起きていること」がユニセフハウス(東京・品川)で開催中。
子どもに関する統計を見ても、アフリカ、特にサハラ以南のアフリカは、世界でもっとも困難な地域。近年ではHIV・エイズの拡大のために大きな変化に直面している国もある。報道されるアフリカの情報は限られており、また断片的であるため、食糧危機や紛争などの情報が大きく報じられる一方、アフリカの直面する実際の課題はなかなか見えてこない。
ユニセフ展「今、アフリカで起きていること」では、今、アフリカ諸国で起こっていることや、アフリカの子どもたちが直面している課題、そしてユニセフと人びとの取り組みを、現地の写真およそ20点を交えて紹介している。HIV・エイズ、武力紛争などがもたらす危機的な現実だけでなく、蘭h接種や教育の拡大、進む子ども参加など、明るい兆しが見える事例も紹介。
今年9月29日から10月1日まで、第3回アフリカ開発会議が開催され、アフリカ諸国の首脳や関係者が多数参加した。アフリカの今後が特に注目されている今、現地では本当は何が起こっているのか、そして国際社会や日本に住む私たちには何が求められているのか、本展示をきっかけに深く考えるべきだ。
(財)日本ユニセフ協会