プロ野球・北海道日本ハムのヒルマン監督(44)や「久保田早紀」の名で「異邦人」をヒットさせた歌手の久米小百合さん(48)ら敬虔なクリスチャンが推薦する小冊子「パワーフォーリビング」の無料配布キャンペーンが、正月休みが明けた先月6日から今月3日にかけて、テレビCMや新聞・雑誌、電車のつり革広告、駅構内等の広告を使って大々的に行われた。小冊子の内容が主イエスによる罪からの救いやクリスチャンとしての生き方など、聖書に根ざした福音的なメッセージとあって、今、国内のキリスト教界で大きな反響を呼んでいる。
予算数十億円規模と見られるこの大規模なキャンペーンを日本で展開したのは、米フロリダ州に本部を置く「アーサー・S・デモス財団」。創始者アーサーS・デモス氏は、ナショナル・リバティという保険会社を創立し、ダイレクトメールによる生命保険事業で財をなした。デモス氏は熱心なクリスチャンで、600億円ともいわれる莫大な資産を、自分の遺族のためだけに用いるのを良しとせず、自身が体験した「人生を変えるメッセージ」を世界中の人々と分かち合うために用いるようにとの意思を、遺書に残してこの世を去った。
小冊子の内容は、キリスト教プロテスタント南部バプテスト連盟の亡き牧師ジェイミー・バッキンガム(Jamie Buckingham)氏が書いたキリスト教系書籍で全7章、150ページから構成されている。内容は至って福音的なメッセージで、特に、神の聖霊に満たされた健康なクリスチャンが送る人生の素晴らしさを伝えている。
この内容に感銘を受けた教会の牧師や信徒たちの強い要望で、同財団の日本での業務を代行した尾山謙仁氏が急遽教会用の窓口を設置。無料での大部数の発注も可能で、キリスト教会からはすでに大口の注文が殺到している。教会からの発注部数の増加は今後しばらく続くとみられる。
無料配布キャンペーンの宣伝はすでに終了しているが、現在も下記の窓口で受付を行っている。申し込みはインターネット(http://www.powerforliving.jp/)または、フリーダイアル0120・829・800まで。教会専用窓口は、新生宣教団(ファックス:049・296・5019、メール: [email protected])。