グレース宣教会(大阪府八尾市)は今月から、セルグループが行う地域密着の伝道の働きとして大阪市内に白鷺バイブルハウスを新しくオープンした。同宣教会・はびきのチャペル(羽曳野市)の信徒らが集まり、それぞれの賜物を生かした地域の伝道に励んでいる。教会の外に出て敷居を低くし、地域の人々との交わりの機会を増やそうという信徒主体の新しい伝道の取り組みだ。
きっかけは、はびきのチャペルで行われているセルグループでの信徒からの提言。一般に「敷居が高い」と思われている教会ではなく、自宅などを使った教会外での交わりをして伝道しようと提案があった。場所はマンションの一室を借りて同チャペルの信徒7人でのスタートだったが、現在、不定期だが3人の新しいメンバーが交わりに加わっている。
集会は毎週火曜日と水曜日の2回。メンバーはそれぞれの賜物を生かし、子育てに悩む主婦の悩み相談会やお菓子つくりの集会を開くなどして、地域の人々との交わりの輪を広げている。4月からは弁護士の信徒による無料法律相談会も始める計画だ。
これからの課題は、地域の人々にどうやって自分たちをアピールしていくかだという。まずは公園などで子育てをする主婦たちと交わりを深めるなどして、それぞれの場で積極的に地域との接点を作っていきたい考えだ。
同バイブルハウスの担当者は、「何よりも近隣の人々にイエス様の愛を伝え、彼らが神様のもとに導かれること、それが一番の願いです」と伝道に向ける熱い思いを語った。