安藤啓子さん(同盟基督・世田谷中央教会牧師夫人)が9日、東京都新宿区の東京中央教会で開催された断食祈祷聖会で、「団塊世代の女性」をテーマに講演し、バプテスマのヨハネをみごもったエリサベツの姿と、障害を持つわが子と歩んできた自身の姿を重ねて「団塊世代の女性は(マリヤを力づけたエリサベツのように)神と一緒に人を支えてあげられるだけの力と経験を持っている。自分がかがやくためだけでなく、一人ひとりがかがやくためのサポートができる世代なのです」と、仕えることの強さと大切さを証した。(写真)
安藤さんは、聾唖(ろうあ)学校の校長が「親が子の成長を諦めるとき、子は成長を止める」と話したことや、祈りの中で「(障害を持つ)この子を通して私(=神)が栄光をあらわす」と示されたエピソードを交えて、「いつでも神を見上げるために、家庭内に悩みや困難があったと気づかされた」「すべてのことが神によって発し、神によって成り、神に至るのです」と、神を中心とした信仰生活のあり方を紹介した。
団塊女性の祈りの課題として安藤さんが挙げたリストは以下。
1.霊肉ともに健康でいられるように。弱さを覚えている方々が速やかに回復できるように。
(更年期、うつ、過剰反応といった症状の出る世代であることを覚えて。)
2.惑わす霊が働く中で、試練がきても気力を失わないように。
(手ごわい相手を見つめてしまい、共にいてくださる神から目が離れてしまうことがある。)
3.神を見つめ、愛し、日々従うことが出来るように。デボーションの確立のために。
4.人生を振り返り、今後のあり方を仕切りなおすとき、その判断を誤ることがないように。
(第二テモテ1:7)
5.常に主を喜び、絶えず祈り、全てのことについて感謝できるように。
6.霊の目、耳、ハートを用いて、今起きていることを敏感にキャッチして主のみ旨を成していけるように。
7.教会の中にあっては、牧師夫婦の働きを支え、若い母たちを助けられるように。
8.介護や子世代との関わり(分別を失わず、子世代との精神的距離感を保てるように)、地域との関わりを持つ上でキリストの愛と知恵である命のことばを握ってかがやく存在となれるように。隣人がかがやくために、サポートにまわることができるように。
9.人生のパートナー(伴侶、仲間)を動かぬ信仰によってサポートできるように。
10.国のために、政治、経済等のために、(それらを)動かす力を持つ世代としてそれを大いに発揮して社会形成、人格形成に貢献できるように。