朝祷会全国連合(米田昭三郎会長、以下、朝祷会)は、今年発足50年を迎えるのを機に、年頭集会を新しく「朝祷運動前進のための世話人協議会」という名称に変更し、この協議会を今月26日から大阪で開催する。名称変更によって、朝祷運動の主要な議題を協議、議決するという、これまで年頭集会が実質的に担ってきた働きを明確に打ち出し、より効率的で迅速な協議の形を実現していきたい考えだ。
朝祷会ではこれまで、年頭集会と合わせて初夏の全国大会でも議決の場を設けてきた。しかし、協議のほとんどは年頭集会ですでにまとまっており、全国大会での意見は議決に反映されにくいという問題が関係者の間で指摘されていた。また近年、世話人の高齢化による各地の朝祷会存続の危機が懸念されるなど、変化に対するより迅速な対応を求める動きが強まっていた。
朝祷会は現在、カトリック、プロテスタント両教会の教職や信徒らが、教派を越えて祈祷と交わりを通した宣教協力を各地で行い、全国的な祈りのネットワークを形成している。昨年は、その50年にわたる働きが高く評価され、日本エキュメニカル協会から「第11回エキュメニカル功労者彰」を受賞した。
今年の年頭集会では特に、各地の朝祷会の継続継承、また全都道府県への朝祷会開設などに向けた今後の具体的対策について協議、決議していく方針だ。
米田会長は、「各ブロックにおける世話人の方々は勿論、朝祷運動に熱い思いをお持ちの方々の参加を心からお待ちしております」と今年の年頭集会への積極的な参加を呼び掛けている。