地域の全ての人々と一緒にクリスマスを祝いたいとの思いから、横浜市泉区にある7つのキリスト教会とキリスト教主義の3団体が区役所の協力を得て区民クリスマスを23日に共催し、同区公会堂や駅前の公共広場で劇や合同聖歌隊による合唱、キャロリングを行った。公会堂には住民ら700人が詰めかけた。
この行事は、01年に同区在住のクリスチャンの呼びかけに応答したYMCAセンター、幼稚園、5教会が最初に開催し、その後地域教会の連合事業の一環として実行委員会が設置され、毎年開催されている。
当日、川村冴牧師(白百合福音教会、同委総務)がルカによる福音書2章11節を引用してクリスマス・メッセージを取り次ぎ、「一人ひとりのために救い主がお生まれになった。神様は、まさにあなたに注目しておられる」と強調したうえで、「神様の愛は皆さん一人ひとりに注がれていることを覚えていてほしい」と語りかけた。
プログラムではこれ以外に、クリスマス・ページェント(降誕劇)、賛美歌、聖歌隊の合唱などがあった。午後5時からはいずみ中央駅に出かけていき、街行く人々にクリスマスを賛美する美しい歌声を届けた。
実行委にはカトリック中和田教会(鈴木神父)、日本同盟基督教団・白百合福音教会(河村冴牧師)、日本ホーリネス教団・横浜いずみキリスト教会(工藤章洋牧師)、日本福音キリスト教会連合・横浜緑園キリスト教会(原田憲夫牧師)、カンバーランド長老キリスト教会・泉教会(潮田健治牧師)、日本聖公会・横浜聖クリストファー教会(片山謙牧師)、スウェーデン東洋福音伝道団・泉中央キリスト教会(白岩一夫牧師)、横浜YMCA山手台センター(大高聡館長)、宮の台幼稚園(畠和子園長)、横浜YMCAいずみ保育園(田口努園長)が参加した。