ジャパン・ワールド・ミッション(金沢泰裕代表、以下、JWM)主催の「関西賛美フェスティバル」が10日、大阪キリスト教短期大チャペルで開催され、約500人(主催者側)が参加した。大和カルバリーチャペルの大川従道牧師をメインスピーカーに、ゴスペルシンガーの向日かおり氏、ラニーラッカー氏などを賛美ゲストに迎えた。参加者の一部は集会後、繁華街で路傍伝道を行った。
大川師は「命あずけます!」という題で、マタイ16・21-27を引用し、「キリストのために自分の命を献身することは祝福」などと語った。
金沢代表弟子教会主任牧師が「イエス・キリストの十字架の力」という題でメッセージをとりついだ。やくざから牧師へと転身した自身の劇的な回心について証し、十字架によればどんな人間でも必ず変えられると強調した。非行や薬物依存から立ち直った人たちで構成される「J・ディサイプルズ」による信仰の証しも人々の心を打った。この団体は、警察や学校を巡回して証しを語る働きをしている。
フェスティバルでは、一般公募で選ばれた12組の賛美チームが日頃の練習の成果を披露した。
参加者は「先生方のメッセージ、弟子教会の方々の証がとてもよかった」「様々な教会からの参加者が一つになった」「実りある集会だった」などと感想を語った。
この集会に引き続いて同ミッション主催、「大阪大路傍伝道聖会」が行われた。参加者が大人の背丈ほどある木製の十字架を背負い、同会場から天王寺駅前繁華街までの道のりを十字架行進。また難波千日前ビッグカメラ前でもトラクト配布が行われ、合計約40人が参加した。
主催のJWMは、大韓イエス教長老教会合同派総会から日本に派遣された宣教師、日本人と在日韓国人のクリスチャンによって1995年に設立された宣教団体。現在は教会を中心に、大規模な伝道集会の開催、非行青少年を対象とした更生施設や高校卒業資格を取得できる学校「ライトハウス高等部」の運営などを行っている。