本紙が日本福音同盟(JEA)に加盟する55会員を対象に実施した、海外に派遣している日本人宣教師の人数調査の結果、10月3日現在、計107人(注・日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団を除く)の宣教師が海外に派遣されており、宣教師を派遣していない団体も全体の40%以上にあたる24あった。
今回の調査は、本紙が各団体に直接電話取材を行ったもので、JEAや加盟団体の公式発表ではない。
調査の結果、本紙の取材を拒否し派遣人数をあかさなかった日本アッセンブリ−ズ・オブ・ゴッド教団を除き、宣教師を20人派遣、12人派遣、8人派遣している団体がそれぞれ1つずつ、7人派遣の団体が2つ、4人派遣の団体が4つ、3人派遣の団体が3つ、2人派遣の団体が10、1人派遣の団体が8つあり、残りの24団体からは宣教師の海外派遣はなかった。
宣教師派遣のシステムはそれぞれの教団によって異なり、教団が直接任命や財政支援をせず各教会が個別に宣教師を任命・派遣するシステムしかない教団もある。JEA所属教団のなかには、個別教会の経済的事情により宣教師を独自に訓練・派遣・支援することが難しく、専門的に海外宣教を受け持つ団体に任せてしまうという現状を語る牧師もおり、多くの教団が自ら宣教師を派遣するプログラムや専門訓練を有してない現状が明らかになった。