青年宣教団体「神戸ユースミニストリー」(実行委員長・大槻紀夫東灘バプテスト教会主任牧師、以下KYM)は23日、神戸の若者による若者のための伝道大会「神戸レボリューション」を神戸ファッション美術館オルビスホール(神戸市東灘区)で開催した。今回は協力教会の青年たちが主に企画や集会を導いた。地元学校の行事と重なった関係で予想よりは少なかったものの、県内外から309人の若者が参加。地元教会の若者で結成されたフルバンドによる熱い賛美と証やメッセージによって若者のパワーあふれる集会となった。最後の招きにはクリスチャンを含め約60人が前に出て、献身と決心の祈りを共にささげた。
KYMは神戸市近郊の牧師数名が集まり、1985年から活動を開始。教会学校中高生科教師を対象とした若者育成のための研修会を年に一度開いている。1989年には日本を代表するゴスペルミュージシャン小坂忠氏などを招いて、若者約700人を集めた伝道大会「ジュニア・ジャンボリー」を神戸市で開催した。
日本の多くの教会が、信徒の中に中高生の若者がわずかしかいないという問題を抱えている。今回のような集会を通して、教会の枠を超えて同じ地域の若者が互いに協力し合い、まずは地域ごとに小さな集会を頻繁に開けるようなネットワークを作っていけたらと関係者は話す。今後も若者に福音を伝えるために、積極的に活動していきたいという。