サウジアラビアの過激保守派イスラム教の聖職者たちがアルファベット「x」の使用禁止を要求したことで、キリスト教内外から批判の声が高まっている。
今回要求を発表したのは、サウジアラビアの政治、法律などあらゆる分野でイスラムの正統価値追求を要求する過激保守派イスラム教聖職者たちの集い「美徳推進・悪徳防止委員会」だ。
同委員会はファトア(イスラム教令)を出して「x」が十字架の形と似ているため使用を禁じるべきだと主張した。
こうした要求に対してサウジアラビア貿易部は「外国の企業との取り引きで文書を交換する時に困る」として反発しているが、同委員会は、「数学の『+』記号も十字架と似ているため使用禁止の措置を取る計画だ」として態度を貫く構えだ。