ジミー・カーター元米大統領のロザリン・カーター夫人(79)が昨年12月10日、執事として按手(あんしゅ)されていたことが分かった。バプテスト派のニュースサイト「連合バプテスト通信」(ABP)は、ロザリンさんが夫妻の通うマラナタ・バプテスト教会(ジョージア州プレインズ)で按手されたと報じた。
報道によると、ロザリンさんは元々メソジスト派の信徒だったが、1946年にジミー氏と結婚してからマラナタ・バプテスト教会で奉仕してきた。ジミー氏も同教会の執事として以前から日曜学校の教師として奉仕している。
同教会のジェフ・サマーズ牧師は、「信徒たちはロザリンさんのリーダーシップと熱意を高く評価している」と語った。
2000年、米プロテスタント最大教団の南部バプテスト連盟(SBC)が女性牧師の否認を表明した際、カーター氏は「私は、もはや南部バプテスト派の信徒ではない」と話し、同連盟の保守化傾向に反対する意向を表明していた。