日本福音同盟(JEA)の世界宣教青年大会のモデルにもなった青年宣教大会「アーバナ2006」が3日(日本時間)、ミズーリ州セントルイスで閉幕した。144カ国、2万2千人の若い働き人たちが宣教にかける情熱を胸に抱き、それぞれの故郷に戻っていった。
年末年始の5日間にわたるプログラムは、青年たちに神との関係を再確認させたうえで宣教の召しを見出させる内容。参加した青年たちは、神が世界を変えるために自分に用意している道がはっきりと見いだせなくても、神の働き人として生涯をささげるように神から招かれていることを確信した。
3年ごとに開催される同大会は今回、これまでの最多参加者数2万700人(03年大会)を1300人以上上回り、最多記録を更新した。例年の参加者増加を受けて今年は同大会発祥地のイリノイ州アーバナから会場を移し、ミズーリ州セントルイスで行われた。学生宣教団体「インターバーシティ・クリスチャン・フェローシップ」が主催した。
カリフォルニア州バジェホにあるニューホープ・コミュニティ教会のテレンス・ニコルス牧師は最終日のメッセージで「皆さんの家系も境遇も関係ありません。神にはご計画があるのです。しかし、そのご計画が気の遠くなるような、過酷なものであることを思い知るでしょう。そう感じられるとき、皆さんは正しい決断をしたのです」と話して献身者を招き、確信を与えた。