救世軍米国本営が今週末にも国内最大のコミュニティサイト「マイスペース」でウェブサイト「ミスター社会鍋」を開設し、ペイパルやクレジットカード決済を利用した献金を募集することがわかった。サイト管理人「ミスター社会鍋」と友達にもなれるという。米紙USAトゥデー(14日付)は、米国で数多くの慈善団体がインターネット上で募金を受け付けており、募金額が年々増加していると伝えている。
同紙によると、低所得世帯の子どもを対象に食糧や教育の支援をするNPO「セーブ・フォー・チルドレン」にインターネットを介して先月中に寄せられた献金の総額は前年同月の3倍だった。
オンライン募金業務を代行する団体「ネットワーク・フォー・グッド」や「チャリティー・ナビゲーター」の発表によると、今年1月から11月末までにインターネット上で決済された募金は昨年同期比で30−70パーセント増加したという。
救世軍米国本営は年末の社会鍋で2003、2004年にそれぞれ9千3百万ドル、1億2百万ドルを、05年には救世軍としては史上最高額となる1億1千1百万ドルを集めた。