インド北部のヒマチャルプラデシでキリスト教NPO団体の職員マイケル・ブレキーさんが殺害された。
インドでチベット難民の救済に尽力したブレキーさんは先月23日に失踪し、3日後に毎週礼拝に出席している教会の近くで遺体で見つかった。発見当時、遺体の周りには大きな石が多数落ちていたという。
警察はブレキーさんが複数の人によって石などで殴られ殺害されたとみている犯人像や犯行動機はわかっていない。
ブレキーさんの遺体は母国の英国に送られた。遺族はブレキーさんの遺灰を再びインドに送り、ブレキーさんが奉仕をしていた地にまくつもりという。
ブレキーさんは大学卒業後に同NPOの職員となった。熱心なキリスト教徒だったという。2004年につづった文章では「神様の愛と恵みの福音を実践して神様の栄光を現しつつ、慈悲のこころを忘れずに生きることこそイエスキリストにしたがう道だ」と証をしていた。
ブレキーさんは11月末には英国に一時帰国して家族らと一緒にクリスマスを過ごす予定だったという。