米ワシントン州シアトル近郊のタコマ国際空港に飾りつけてあったクリスマス・ツリー9本が9日、空港側の指示によって撤去された。米CNNの報道でわかった。
報道によると、ツリー撤去の1週間前、シアトルのユダヤ教指導者が、ツリーの横に燭台(メノーラー)を設置するよう求め、これに応じない場合は法的措置をとるとしていたという。
報道によると、空港側は「排他的になることを避けるため、ツリーの撤去を決めた」としている。
燭台の設置を求めたユダヤ教指導者は、「多くの人々にとっては、クリスマス・ツリーが年末を象徴するだろうが、われわれの燭台も、まさにこの(クリスマス)時期のためのもの」と話している。