中国・南京を訪問中のロワン・ウィリアムズ英国教会(聖公会)大主教は13日、歓迎集会に出席し、国際社会の諸問題において中国が大きな使命を担うと強調した。
同教会広報室の発表によると、演説の中で大主教は、環境問題や保健衛生、情報システムなどといった課題は単独国家レベルで解決することが不可能と指摘した上で、現在ほど諸国家の団結が必要な時代は過去に例がないと語った。
8日に始まった訪中では、中国国内でのキリスト教とそれを取り巻く環境について調査する。大主教の訪中は先々代の大主教が1983年、先代の大主教が1994年に実施した。
ウィリアムズ大主教は今月23日までに5つの主要都市を訪問する。