イスラエルを訪れる米国人観光客のうち3分の1が福音主義キリスト教徒であることが米・観光省の調べで分かった。米紙クリスチャンポストが報じた。
同紙によると、新聞エルサレム・ポストは11日(現地時間)、キリスト教徒はイスラエルの観光業界にとって重要な市場である一方、イスラエルの真の友でもある(アイザック・ハゾグ同省大臣)との談話を掲載した。
エルサレム・ポストによると、アメリカ人観光客の40パーセントをユダヤ教徒が占め、次いでキリスト教徒が僅差で2番目に多かった。スッコート(仮庵の祭り)にあたる10月7日から14日にかけては福音主義キリスト教徒だけで5000人がイスラエルを訪問しているという。
ユダヤ教の三大祭に数えられるスッコートは、ユダヤ人がエジプト脱出のとき荒野で天幕に住んだことを記念し、スッカーと呼ばれる仮設の家(仮庵)を建てて住んだことにちなむ。ユダヤ教徒らがエルサレム神殿を訪れ、一部の巡礼者はスッカーの中で自身の罪と神の神性を再確認しながら7日間を過ごす。