同性愛問題をめぐって分裂の危機を迎えた米国聖公会が紛争解決のためニューヨークに指導者を召集、来月中旬に会議を持つと24日の米クリスチャンポスト紙が報じた。
この問題に関して聖公会カンタベリー大司教のローワン・ウィリアムズ総主教はアメリカ聖公会は意思決定において逸脱しており、キリストの体の広さを損なうものであるとした。
ウィリアムズ総主教は世界の聖公会共同体からの分離を望まない信徒がいるにもかかわらず、強行に分離を主張する同性愛支持派の指導者に対して深い懸念を示している。
米国聖公会では6月に開催された総会で同性愛を公に支持する司教が首座司教に選出されたことが引き金となり、保守派と自由派の間の対立が深まっていた。
米国聖公会では同性愛に対する異なった立場の指導者が互いを尊重する心を持つ機会になるように、会議を慎重に準備していると明らかにしている。