世界福音同盟(WEA)、ローザンヌ世界宣教委員会、世界祈祷協議会を含む多数の国際団体によって構成される「世界エイズのための祈祷協力(GAPP)」では世界エイズ会議のために祈るよう、世界各国の教会に向けて要請している。
世界エイズ会議は8月13日から18日までカナダのトロントで開催され、世界中から政府指導者、民間指導者、科学者、医療機関指導者などがエイズの世界的流行の対策を話し合う。
GAPPは世界エイズ会議において福音派の意見が以前に比べて重要視されるようになったことを挙げた。
英国福音派キリスト教支援団体であるティアーファンドの調査によるとアフリカでのエイズ防止に多大な貢献を果たしているにもかかわらず、国際的支持と資金提供を受けていないと報告されている。
GAPP代表のブライン・コンシダイン師は教会がさらに積極的にエイズの蔓延に対して働きかけることで神があがめられるようになるように祈っていると語った。
日本キリスト教界にとって世界の福音派の動きを無視することはできない。国際協力による婚前交渉と今外交渉の自発的排除が、エイズの根絶につながることを福音宣教を通して伝える責任が問われる。