中国浙江省・杭州市の非公認大規模教会が先月29日1万人の信徒が中で祈っているにもかかわらず、政府により破壊されたことが明らかになり中国政府が世界的に非難を浴びている。
中国ではすべての教会に対して共産党を神より優先することで政府の認可を受けた7つの擬似キリスト教団体に配属するよう圧力をかけられる。今回の軍隊、警察、政府職員を数千人動員した教会の破壊、信徒への暴行は他教会への見せしめの効果を狙ったと見られる。
現在中国政府に対して国際的な団体、人権擁護機関、市民団体が礼拝するための適切な場所、緊急治療、連行されたクリスチャン全員の解放、クリスチャンを迫害したことへの謝罪、破壊された教会の再建補償を求めている。
米国国際宗教自由委員会(USCIRF)によると2003年以降300以上の政府非公認教会が中国政府により破壊された。USCIRFはさらに中国政府が著名な牧師やそれに従う信徒は信条を理由にに監禁、拷問、失踪、投獄となど劣悪な処置を受け苦しんでいると報告した。
USCIRFは「国際的な信教の自由法」によって創設された米国の独立連邦機関。世界各国の信教の自由の程度を調査し、合衆国大統領、米国務長官、米議会に対して信教の自由を促進するために働きかけている。
ホーリネスやカトリックなど信仰の自由を守るための激しい戦いを経てきた日本のキリスト教界が他の国の教会の痛みを理解し、惜しみなく祈り支援することが期待される。