7月4日米独立記念日にあわせ、米国で4000万人以上もの人々が旅行に出かけた。ブッシュ大統領も独立記念日を家族・米軍らとともにカリフォルニア州フォート・ブラッグで過ごす予定であるという。米国人らは外出、バーベキュー、花火で独立記念日を祝いながら、神から与えられた自由の恵みに感謝を捧げている。
7月1日にブッシュ大統領はラジオ放送で「毎年私たちは7月4日に米国中で行われる祝典、家族の集いを楽しみにしています。また音楽を聴いたりバーベキューをしたり、花火を見ながら私たちは私たちに与えられた自由に感謝し、このような自由な国家を築き上げるのに犠牲となった人々、勇敢な行動を取った人々を誉め称えます」と話した。
米軍がイラクに留まる中で、米キリスト教徒らは祈りをもって霊的な戦いを行っている。
米キリスト教宣教団体グローバルハーベストミニストリーズは、今週国際大会を開催し、この大会において1500人ほどのキリスト教指導者らが集い、仲裁と霊的な戦いについて議論する予定であるという。グローバルハーベストミニストリーズ副会長のドリス・ワグナー氏によると、まだ福音の手が届いていない人々のためにどのように祈るかを学び、また魔術的なことに興味をもちだしている若者について、最終的には抑圧下にある人々を助け出し、自由へと導くための議論を計画している。
7月6日から8日にかけて行われるグローバルハーベストミニストリーズによる国際大会は、今年度行われる予定の三つの大会のうちの最初の大会である。創設15年目になるグローバルハーベストミニストリーズでは、今までヨーロッパ、北アジア、イランなどの国々へ数年にわたる祈りを捧げてきたが、今回は祈りのターゲットをイスラム社会に当て、イスラム社会での霊的な戦いのために祈りを捧げることに焦点を当てるという。
一方、 米大統領祈祷チームが7月4日独立記念日により多くの米国民が米国と米大統領のために祈りをささげるよう活動を行っている。大統領祈祷チームは米牧師らに、独立記念日の説教に詩篇33編12節−22節「我らの魂は主を待つ。主は我らの助け、我らの盾」を引用するように申し入れた。
ギャラップ世論調査によると、大半の米国人は自分達が米国人であることを非常に誇りに思っており、この調査結果は5年前と比べてほとんど変化していない。
大統領祈祷チームコミュニケーションズディレクターのカレン・ランダウ氏は、「米国のキリスト教徒の中では、愛国心と神への信仰が結ばれています。私はそのように信じています」と述べた。
ブッシュ大統領は「1776年の精神が、我が国が独立を宣言してから230年が経過した今日までも生きています。私たちは今でも神の摂理が我が国を守ってくださることに信頼を置いています」と述べた。
キリスト教指導者らは米クリスチャンらに祈りのうちに留まり、ブッシュ氏いわく「自由のともし火」をこれからも照らし続けるように米国のために祈りを捧げるよう促している。
ランダウ氏は、「福音キリスト教徒、そして神が私たちにこの国を与えてくださったと信じる人々は、米国民が私たちの国とその指導者たちのために祈りを捧げることに期待しています」と述べた。