【テネシー州ナッシュビル】GMA音楽週間最終日のイベントとして水曜日、ナッシュビルグランド・オル・オプリー・ハウスで第37回GMA授賞式が開催され、その華やかな幕を閉じた。
ゴスペル音楽にとって一年の中で最大の夜を迎え、GMA授賞式にはあらゆる分野のゴスペル音楽アーティストらが集合。キリスト教音楽の『グラミー賞』とされる『ダブ・アワード』がアーティストらに授与された。
アーティストで作詞家のクリス・トムリン氏が2006年度『ダブ・アワード』に輝いた。トムリン氏はダブ・アワードを獲得した37人のアーティストらの一人であるが、トムリン氏は一人で5分野のダブ・アワードを獲得した。トムリン氏と共に作詞活動をする音楽プロデューサーのエド・キャッシュ氏ももう一人のGMA授賞式における注目を浴びた人物で、4分野においてダブ・アワードを獲得した。
GMA会長兼GMA音楽賞エグゼクティブ・プロデューサーのジョン・スティル氏は「今年のGMA音楽賞では多くの霊的な充満や歓喜の時がありました。そして毎年既存のアーティストらに混じって新たなアーティストが出現し、ゴスペル音楽の新たな風潮を与えてくれます」と述べたという。
主な分野におけるダブ・アワードは
アーティスト・オブ・ザ・イヤー クリス・トムリン
男性ヴォーカリスト・オブ・ザ・イヤー クリス・トムリン
女性ヴォーカリスト・オブ・ザ・イヤー ナタリー・グラント
グループ・オブ・ザ・イヤー キャスティング・クラウンズ
ソングライター・オブ・ザ・イヤー クリスタ・ウェルズ
ソング・オブ・ザ・イヤー "How Great is Our God" (クリス・トムリン、ジェシー・リーブズ、エド・キャッシュ)
ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー ザ・アフターズ
受賞式の夜のもっとも際立ったイベントはチャップマン氏の50回目のダブ・アワードを記念してスペシャルパフォーマンスが行われたことである。チャップマン氏はナルニアプロジェクトのすべてのアーティストを代表して50回目のダブ・アワードを受賞した。
ゴスペル音楽の先人Andrae Crouch, Michael Sweet, Bryan Duncan氏らがチャップマン氏に対する証しをする一方で、ジェレミー・キャンプ、クラウダー、キャスティング・クラウンズらはチャップマン氏の受賞音楽を演奏した。
トムリン氏が5つの分野でダブ・アワードを受賞したことはナルニア物語によるスペシャルイベントアルバムによるところが大きいという。
授賞式の夜は、トムリン氏によって引導された"How Great is Our God"の心動かされる賛美によって幕を閉じた。
ダブ・アワードは42分野において授与された。ダブ・アワードは2004年11月1日から2005年10月31日までにリリースされたゴスペル音楽からGMAのメンバーによる投票によって決定された。
GMA音楽週間はテネシー州ナッシュビルコンベンションセンターにおいて4月1日から開催された。最大級のキリスト教音楽イベントである故に、3000人以上の人々が出席し、有名なキリスト教音楽家らによるコンサートや、100以上ものショーケース、 あらゆる種類のセミナーに参加したという。
1964年に設立された4000人の会員を包含する福音音楽協会(GMA → http://www.gospelmusic.org )は音楽を通して世界に福音を充満させることに打ち込んでいる。GMAでは現代ポップ、ロックミュージック、アーバンゴスペル、プレイズ&ワーシップ、サザンゴスペル、カントリーミュージックなどあらゆる種類の音楽を包括している。GMAではGMA音楽賞というGMA会員らによって投票される全てのジャンルのゴスペル音楽の達成度を評価する賞を提供している。